受験申し込みは、 済みましたか ?
6月 6日(水) 締め切りになっているので、まだの方はお早めにどうぞ。
・・・ところで、
皆さんの職場に、昔に電験三種を取得して、長年電気主任を務めている方はいないでしょうか?
その人に、「○○ さんは電験に合格できて、すごいですね~」 と言うと、
「いや~、電験なんてたいして難しくないよ」 という言葉が返ってくるかもしれません。
しかし、それはある意味事実です。
今に比べると、昔は簡単な試験だった からです。
・・・では、なぜ最近の試験は難しくなってしまったのでしょうか?
電験試験が始まった当初、試験は簡単でした。
まずはその理由について、勝手に考えてみます。
第一回目の試験を受ける人は、過去問題集がないので、手探りで試験を受けることになります。
つまり、傾向が分からないので対策の立てようがありません。
その受験者に対して、いきなり難しい問題を出題すれば、不合格が続出して試験センターとしてはマズイことになるでしょう。
試験センターとしては、ある程度の合格者を出して、資格取得者の数を確保する必要がります。
つまり、傾向と対策のない人を合格させなければいけないので、最初の試験問題が簡単になるのは、当然と言えば当然です。
最初は簡単だった試験問題が、年々難しくなってきている状態です。
では、なぜ試験を難しくする必要があるのでしょうか?
それは、近年受験する人は過去問題を参照することができるので、傾向を把握して対策を立てることができるから・・・です。
過去問を10年分、20年分勉強している人に対して、以前と同じような問題を出していては、
簡単に解かれて、合格者が増えすぎてしまう。
つまり、合格者数をある一定の割合にしたい試験センターとしては、
試験の難易度を高くして、合格点の上げ下げにより合格者数を調節するほうが楽、というわけですね。