毎年同じことを書いていますが、
電気書院から2019年度版 の「電験3種過去問題集」が発売されています。
これには、過去10年分の問題が掲載されています。
各社から電験の過去問題集は発売されていますが、電気書院ものは解説がわかりやすくて、またレイアウトも見やすく、おすすめできる一冊です。
来年、新たに受験する人は必要になりますね。
すでに前年の問題集を持っている人は?
ただ、去年受験した際に「電気書院の過去問題集」を購入した人は、新たに買いなおすのもバカらしいと思うので、その人はネットにある過去問解説サイトなどを参考にするのもいいと思います。
ただ1年分だけのために、新たに買うのも、もったいないですからね。
でも・・・、
前年のものは持っているが、「どうしても新しいものを購入したい」という人は、別の出版社から販売されている過去問題集を購入するのも一つの方法です。
当然、出版社が違えば、解説の内容も違います。
「電気書院の過去問題集」がわかりやすい、とは言うものの、全てわかりやすいというわけでもないので、
問題によっては他社の問題集のほうが、わかりやすい解説を載せている場合もあります。
電気書院の解説ではわからなかったが、オーム社の解説を見たら理解できた、ということもあるでしょう。
過去問解説で、わかりにくいものがあるのはなぜか?
わかりやすい過去問題集でも、中にはわかりにくい解説もあります。
この理由の1つは、「限られた紙面で解説しなければならない」というところにあります。
電気書院の過去問題集では、「問題1ページに対して解説1ページ」という割合で構成されている・・・
つまり、簡単な問題も難しい問題も、等しく1ページ内で解説しなくてはなりません。
簡単な問題は、少ない解説でも十分ですが、
難しい問題を1ページ内で解説しろ、と言われても無理がありますよね。
途中の計算式は省かれる
よく省かれるのが、計算問題の途中の計算式ですよね。
電験では、XやYなどの文字だらけの複雑な計算式が出てきますが、
計算式の途中の式が省かれているせいで、「なぜこの式が急にこの形になるの?」と、理解するのに苦労する解説がたまにあります。
解説者としても、もう少し途中式を書きたいが書くスペースがない、と諦めて、ばっさり切り落としているのでしょうか。
わかっている人もいるが、電気初心者の人は・・・
また、過去問解説でわかりにくいところがあるもう一つの理由としては、
『専門家が解説しているから』だと思います。
「専門家が解説するのは当たり前だろ?」と思うでしょう。
ごもっともです。
でも、電験の専門家には、「このくらいは、わざわざ説明しなくても、皆知っているだろう?」という思い込みから、説明を省くことがよくあります。
電験を受験する人の中には、電気初心者の人もいますが、
当然その人たちはついていけなくなります。
いろいろと書きましたが、今のところは「電気書院の過去問題集」がわかりやすくておすすめです。