電験過去問題集を解いていて、わからない問題は解説を参考にすると思いますが、
「解説を見てもわからない」
こんなことは誰でもあると思います。
では、なぜ解説がわからないのか?
その理由は、いくつか挙げられます。
1、問題の解き方はわかるが、途中の計算式が省略されていてわからない
2、難しい解き方をしているので、理解できない
3、問題そのものが難しすぎてわからないので、解説を見ても全くわからない
1 と 2 は、時間をかければ理解できますよね。
しかし、3 の問題を理解するのは難しいです。
1、問題の解き方はわかるが、途中の計算式が省略されていてわからない
途中の計算式が省略されていてわからないというのは、電気的なことがわからないのではなく、数学的なことがわからないということです。
とても複雑な数式も出てくるので、途中式が省略されていると、なぜこの式がその形になるのか?ということが理解できません。
途中式を省略するのは紙面の都合もあるのでしょうね。
途中式を全て載せると紙面が足りなくなる、という理由もあるでしょう。
2、難しい解き方をしているので理解できない
解き方は複数あるが、解説者は数式を使った難しい解き方で解説する。
計算問題などの解き方は1つではありません。
たいていの問題は解き方が複数存在します。
例えば、交流の問題を解く方法には「ベクトル」で解く、「複素数」で解く、
主にこの2つの方法があります。
私の感想としては、
「ベクトル」は、図を使って感覚的に解く
「複素数」は、数式を使って理屈で解く
そんな感じです。
このとき、解説者としては、「複素数」で解く方法を選びます。
「ベクトル」を使うと、図(ベクトル)を描かなくてはいけない、
図(ベクトル)は紙面を大量に使う、などの欠点があります。
また、数学が得意な人にとっては、数式で解説するほうが簡単です。
しかし、数学が苦手な人は数式よりも図(ベクトル)で解説されたほうがわかりやすいですよね。
この点が、過去問題がわかりにくい理由になります。
自分が使っている過去問題集の解説がわかりにくかったら、他の解説を探してみることも一つの方法です。
ネット上で解説をしているサイトもいくつかありますし、本屋に行って他の過去問題集の解説を見てみるのもいいですね。
3、問題そのものが難しすぎてわからないのが、解説を見ても全くわからない
これに関しては、諦めたほうがいい場合もあります。
わからない問題で悩みすぎて勉強が先にすすまないのであれば、次の問題に進んだほうが、効率がいいと言えます。
勉強に使える時間は限られているので、難しい問題は諦めて次の問題に進む。
この判断も合格を左右する重要な要素の1つになります。
1つの問題にこだわり過ぎず、臨機応変に勉強を進めることも大事ことですね。