今年の電験三種の合格発表も、終わりました。

合格した皆さんは、おめでとうございました。

ただ、合格や科目合格を逃してしまった人は、残念です・・・・

心折れずに、また来年頑張って挑戦してください。

 

来年からは電験3種の試験は、年2回になるので、

合格できる可能性はかなり高くなります。

ここで諦めてしまってはもったいないですね。

電験三種 2021年の合格基準点

去年(2020年)の電験三種の合格基準点は、4科目とも60点でした。

そして、今年2021年の電験三種の合格基準点も、4科目とも60点でした。

「あれ、何でだろう?」

「試験の難易度に関係なく、合格基準点を下げるのをやめたのかな・・・」と

もしかして、合格基準点を60点に固定にしたのかと、なんとなく思っていたんですが、

電気技術者試験センターのホームページの

「合格者数の推移」を見て、なんとなく納得しました。

合格者数は4000人

ここ何年かの合格者数は、ほぼ4000人前後で推移しています。

つまり試験センターとしては、

「合格者数を4000人程度にしたい」という思惑があるのかもしれません。

今年の合格者数は4357人 と、4000人を357人もオーバーしているので、

合格基準点を下げてしまうと、更に合格者数が増えます。

合格者数を4000人にしたい思惑があるのなら

当然合格基準点を下げる必要もありません 。

去年(2020年)の合格者数も 3836人 と、

かなり4000人に近い人数なので、

合格基準点を下げる必要はないと判断したのでしょう。

合格基準点は60点

そもそもよく考えたら

基本的な合格基準点は60点と決まっているので、

試験センターとしても毎年60点にしたい、と考えているはずです。

しかし予想に反して問題が難しく、受験者の得点が低くなってしまい、

合格基準点を60点で固定してしまうと、合格者数が少なくなりすぎる・・・

その為、仕方なく「合格基準点を55点や50点に下げる」

という措置を取っていたのでしょう 。

2021 科目合格率

今年の科目合格率は電力は32.6%とかなり高いですが、

理論の科目合格率は10.4%と、低い数値になっています。

理論 24.6%
電力 17.7%
機械 11.4%
法規 21.3%

これは「理論が難しかった」ということなので、

例年なら合格基準点が55点程度に下がりそうなものですが、

合格者数が既に4000人を超えているので、

それ以上は、下げることができなかったのでしょう。