『電験三種』、難易度の高い難しい資格ですよね。

たくさんの時間を勉強に費やしてようやく取得。

当然合格直後は、電気に関係する知識が頭の中にたくさん詰まっている状態です。
しかし、合格した途端に勉強をやめてしまえば、せっかく身に着けた知識も徐々に忘れていく。

・・・なんとも、もったいないことです。

その知識を生かして、他に何か取れる資格はないだろうか?
そう考える人もいるでしょう。

電験二種を目指す!?

「今の知識を生かして、他の資格を取ってしまおう!」
そう思った人がまず頭に浮かぶのが、『電験二種』ではないでしょうか?

でも、難しいです。
はっきり言って、三種より数段難しいです。
しかも、二次試験まであります。
電気を専攻した人なら、それほど難しい資格ではないかもしれませんが、
それ以外の人にとっては、かなり難しいです。

『三種』取得後に『二種』を目指して途中で諦めてしまう人は、たくさんいます。

つまり、それほど難しいということです。

 

電気工事士もいい

電験の知識を生かして取れる資格と言えば、やはり電気関係の資格です。
すぐ思いつくのは、やはり電気工事士ですかね。

第二種電気工事士を受験するのなら、学科試験は免除されて、実技試験のみで OK

第一種電気工事士を取得したいのなら、電験三種取得後、5年の実務経験を積めば申請で取得できます。

 

 

エネルギー管理士(電気分野)はおすすめ

他に電験の知識を生かすということなら、エネルギー管理士(電気分野)があります。
エネルギー管理士の試験には「熱分野」と「電気分野」がありますが、
「電気分野」は、通称『電験2.5種』と呼ばれているくらいなので、出題範囲は電験3種とかなり重なっています。
つまり、勉強した知識を丸々生かすことができます。
ただし、電験3種よりは少し難しいです。

さらに、『法規科目』は、エネルギー管理士に関する法規について出題されるので、そこは新たに勉強しないとなりません。

でも、電験3種に合格した人ならば、それほど勉強しなくても合格することは可能です。

気になる人は、エネルギー管理士(電気分野)の過去問をぜひ見てみて下さい。

きっと、「これは解ける!」という問題がたくさんあると思います。

 

IT関係の資格を目指す

また、電気とは関係ありませんが、IT関係の資格試験でも電験の知識が役に立つ部分があります。
IT系の資格試験では『2進数 , 16進数』や『論理式』などの情報処理系の問題が出題されますが、
16進数や論理式は「機械科目」で習う内容なので、その知識を生かすことができます。

ITパスポートなどの初歩的な資格であれば、それほど勉強をしなくても取れるのではないかと思います。

ただ、電気関係の仕事に就いていてIT系の資格が必要か? と言われると、何とも言えませんが、
今の時代何があるかわかりません。

リストラ、転職や部署移動等で、IT系の仕事に就く可能性はゼロではない。

また、今後ITは我々の生活の中にさらに浸透してきます。

そう考えると、IT系の資格を取っておいて損になることはないと思います。
ITの知識を身につけておけば、日々の生活や職場でも役に立つことがきっとあるでしょう。

何よりも、せっかく身についた勉強の習慣を捨ててしまうのはもったいないです!

 

できれば電験取得後も、何か別の資格を目指して勉強を続けてみるのもいいと思います・・・