たまには、試験のテクニックについて書いてみます。

電験の試験は五者択一方式になりますが、

試験問題の選択肢の中に、聞いたことの無い語句が出てきた場合、その選択肢は正解でない場合が多くなります。

問題を作成する側としては、去年、一昨年と同じ問題を出すわけにはいかないので、
過去問とは内容を変える必要があります。
しかし、電験の試験は何十年も続いているので、ほとんどの内容は出題されてしまっています。

問題に新しい要素を入れたいのですが、電験三種のレベルを超える高度な内容の問題を出題することは、禁止されていると思います。

そこで、5択の選択肢の中で、正解の選択肢以外に高度な内容のことを潜り込ませる、という手を使います。

例として、機械科目の2015問7の選択肢(5)を見てみましょう。

(5) スコット結線変圧器は、三相3線式の電源を直交する二つの単相 (二相) に変換し、大容量の単相負荷に電力を供給する場合に用いる。三相のうち一相からの単相負荷電力供給は、三相電源に不平衡を生じるが、三相を二相に 相数変換して二相側の負荷を平衡させると、三相側の不平衡を緩和できる。

「スコット結線変圧器」は過去に出題されたことはなく、電験三種の参考書にもほぼ出てこない内容のものです。ですよね?

正解の選択肢以外には 高度な内容のことを入れてくる、というわけです。

したがって、このことから、
「聞いたことの無い語句や高度な内容のことが出てきた場合、その選択肢は正解でない」可能性が高いと言うことができます。

 

その他、試験では色々なテクニックを駆使することで、得点をかさ上げすることが出来ます。

受験のテクニックについては、合格(サポート)マニュアルに書かれていますので、ぜひどうぞ。

 

 

表紙 CDサムネイル 「数学」.jpg
本当に数学が苦手な人のための
電験数学参考書

 

 

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